薬師如来は、釈迦のように実在した人物ではなくお経の中で考え出された人物です。
菩薩だったころ、人々の病気の苦しみをなくそうという大きな願いをもって修行したことになっています。
姿かたちは釈迦如来像とほぼ同じですが、膝の上におかれた左手に薬の入ったふたの付いた壷をのせています
三尊形式の場合、脇侍として付くのは、必ず日光菩薩(向かって右)と月光菩薩(左)であります。脇侍とは別に、薬師如来を助け、薬師如来を信じる者をも守護する十二神将が従うことがあります。