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釈迦の誕生

 お釈迦様は今からおよそ二千五百年前に生まれたとされています。
父はシャーキャ国の王。小さな国ですが、お釈迦様は王子様として生を享けました

 このシャーカという音が中国に伝わって「釈迦」と漢字で書かれるようになり、それを日本では「お釈迦様」と呼ぶようになりました。

 釈迦の母であるマーヤ夫人が実家に里帰りする途中、今のネパール南西部にあたるルンビニー園で産気づきました。
そこでお釈迦様は生まれ、生まれるとすぐに立ち上がり、七歩歩き、そして右手で天を、左手で地を指差して「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と宣言されたとされています。

 これは、この世でもっとも尊いのは私ひとりという意味です

 マーヤ婦人は出産後わずか7日目に亡くなり、妹が養母となり、シッダールタと名づけられた王子を育てました。

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