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四天王

 仏教を守るガードマン役の『天』の代表的な存在が四天王です。
四天王は、宇宙の中心にそびえている巨大な山の中腹あたりで、全世界を見張っています。

 ですから、お寺のお堂の中でも東西南北の四隅に立っています。

 さらに細かくいうと、お寺のお堂は、たいていの場合南向きに建っているので手前の右側つなみ東南、手前の左側つまり西南、奥の向かって左側つまり西北、奥の向かって右側つまり東北、の四カ所です。
そうして、真ん中にいる、お堂の本尊である如来や菩薩を守っているのです

 ガードマン役の天は、中央アジアや中国に仏教が伝わったときに、こんなふうに着物を着た上によろいを着ける戦う人の姿になり、日本にもそのかっこうで伝わりました。
伝わってくるうちに、よろいのかたちの細いところは変わってしまう、現実にはこんなよろいはどこの国にもなかったのだろうと思います。足の下には仏教の敵でもある鬼を踏みつけています

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