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グループ4、天(てん)

 仏像の位の四番目が『天』というグループです。

 もともと、仏教ができる前からインドの人たちが信じていたたくさんの神様が、仏教にとりいれられたものです。
色々な神様の集まりですから、姿かたちや役割はさまざまです。
名前も『○○天』と『天』のつくものばかりではないので、わかりにくいかもしれません。

 男女の区別がはっきりしているものもあり、男の天の多くは仏教を守るガードマンの役割をもっています。
お堂の中で東西南北の四隅を守る四天王はその代表です。

 四天王はいろいろな如来や菩薩を守りますが、薬師如来専属のガードマンは十二神将です。
お寺の門の両側に、上半身裸で立っている二体の金剛力士(こんごうりきし)も天の仲間です。

 女性の天には、吉祥天(きっしょうてん)、弁財天(べんざいてん)などがあり、皇帝がいた時代の中国の、宮廷につかえる女性の服装をしています。

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