金銅仏(こんどうぶつ)
まずロウで形をつくり、そのまわりを土でかこみ、焼いてしまいます。
焼くと土は硬くなり、ロウは溶けてしまいます。
ロウが流れた穴に、溶かしておいたお湯みたいにした胴を流し込みます。
胴が固まったら、まわりの土をこわします。
こうやってできた銅像の形は、ロウでつくった形が胴におきかえられたものです。
胴の仏像は、金色にするために表面に金メッキをします。
こういうものを金剛仏(こんごうぶつ)といいます
六世紀に韓国からはじめて日本にやってきた仏像は金剛仏の釈迦如来像でした。
日本の仏像の歴史は金剛仏からはじまったのです。