仏教塾
豆知識へ 仏教塾へ
次へ
グループ1・如来

 如来とは、悟りをひらいた者のことです。
仏教をはじめた釈迦族のゴータマ・シッダルタは厳しい修行の末さとりを開き、釈迦族出身の如来だから「釈迦如来」と呼ばれるようになりました。
これが最初の如来で、釈迦如来は、唯一現世で悟りを開いた実在の人物です。

 仏教の教えが広まると、釈迦如来のお話とは別に色々なお話が考え出されますが(お話を書いたものが「お経」です)、そういうお話の主人公として、阿弥陀如来や薬師如来など様々な如来が考え出されました。

 釈迦がさとりをひらいた時、長い修行の間に伸びた髪の毛は一本一本がくるりと丸まって、パンチパーマのようになりました。
頭の上には大きなこぶがあり、おでこの真ん中から身長ほどに伸びた白い毛もくるくると丸まりました。
下半身には巻きスカートをはき上半身には大きな布を一枚まとっただけです。
それらの衣も肌も、さとりを開いた瞬間に金色にかがやきはじめました。
如来の姿はこのときの釈迦の姿が元になっています

次へ