昔は出来上がった仏像の前でお経を読んで魂を入れるだけだったようですが、ある時代からお経や呪文を紙に書いて、仏像の中に入れるようになりました。おそらく日本に密教が入ってきた、平安時代のはじめころからです。その頃から仏像の中に直接文字を書くことも行われるようになりました。平安時代の後半には、魂のかたちを実際につくる工夫がされるようになりました。
魂以外にも、宝物、髪の毛、抜けた歯などを入れることもありました